2011年は、僕たちにとって忘れられない年になりました。それまでの価値観が大きく崩れ去り、「この世界に確たるものはない」という事実をつきつけられることになったのです。そして、誰もが「自分にとっての幸せとは?」という深遠な問いをつきつけられたようです。
けれど、それでも日々は続いていきます。今後、そこから一歩、踏み出すべきときに来ています。
占星術には「星はめぐる」というイメージがあるため、未来は続いていくというメッセージが、そのバックに潜んでいます。
どんなにつらいこと、悲しいことがあろうとも、この世界は続いていく。この何気ない日々の積み重ねこそが人生なのだという当たり前の事実をかみしめ、それをいかに幸福で満たすことができるかがテーマになっていくでしょう。
悲しみもあれば、喜びもこの世界にあることを忘れてはいけないのだと思います。
こんな時代だからこそ、占星術の上で注目したいのは木星です。木星は、占星術家の間では「天のサンタクロース」と呼ばれてきました。人生の中での幸運を与えてくれる星だとされてきたのです。
けれど、この「幸運」を単なるラッキーととらえると、少し違うような気がします。 木星は善と正義の星でもあるのです。この世界の中で生きるための、正しく、そして豊かな価値を与えてくれる星だということができるでしょう。
木星は楽観の天体だというけれど、もっといえば、深いところで「人生には意味がある、この世界は何があっても生きるに値する」という感覚の源泉です。どんなことがあっても、この世界は生きるに値する、そして、僕たちにはそのための喜びを与えられているという感覚を与えてくれる星でもあるのです。
考えてみれば、サンタクロースというのは、すばらしい存在です。一年に一度、冬のまっさかりの寒さが厳しいときに、何の見返りもなく贈りものを届けてくれる存在です。それは、まさに自然の恵みであり、僕たちは、ただいるだけで、ギフトが与えられるに値する存在であること、愛されている存在であることを教えてくれています。木星はそんな、自然があなたに与えてくれているギフトのありかを教えてくれる星なのです。
このサイトでは、幸運の木星(ジュピター)に光をあて、私たちが未来を信じて前向きな気持ちで歩んでいける愛と希望のメッセージを伝えます。それは、木星からあなたへのギフトです。
成功や発展、拡大を象徴する惑星。
太陽系最大の吉星である木星は、幸運のありかを示し、精神と物質に恩恵を授け、正義と道徳を尊ぶ精神と社会的な見通し、学問への指向性を与えます。木星のパワーをうまく活用し好影響を受ければ、明るく元気になりチャンスに恵まれて行動のスケールが拡大するでしょう。
木星は約12年で、牡羊座から魚座をめぐります。